「みらい」 MR08-05 一次生産

最終更新日: 2013-08-29
: MR08-05
: Processed (DMO)-QCed
: JAMSTEC
: 粒状有機炭素
:
生物圏 > 海洋生態系 > プランクトン > 植物プランクトン
生物圏 > 生態系ダイナミクス > 生態系機能 > 一次生産
生物圏 > 生態系ダイナミクス > 生態系機能 > 光合成

データのご利用にあたって

本多 牧生(海洋研究開発機構)
データ利用の制限については 注意事項 をご参照ください。
データの引用については 注意事項 をご参照ください。
機器名:
生物生産量測定用質量分析装置
 このreadmeは、MR08-05航海の Primary Production Data について解説したものです。
 この航海では
 現場法 (In-situ incubation: IS)
 疑似現場法 (Simulated in-situ incubation: SIS)
 と呼ばれる方法でデータが取得されています。
 以下に、それぞれの方法に関して、採水、培養方法、分析を行った装置や試薬に関する
 情報を示します。さらに詳細な情報が必要な場合にはクルーズレポートをご参照ください。
 1) In-situ incubation      現場法     概略図
 1.1)  鉛直採水 :           ニスキン
 1.2)  表面海水採取方法 :   バケツ
 1.3)  培養層 :             8層
 1.4)  添加試薬 :           NaH13CO3, K15NO3
 1.5)  培養時間 :           24時間
 1.6)  ろ過とろ紙 :         暗所でWhatman GF/Fを用いた
 1.7)  保存 :               ろ紙を-20℃で凍結後、45℃で乾燥
 1.8)  冷凍ろ紙の保存期間 : 30日以内
 1.9)  分析場所 :           みらい
 1.10) 分析機器名 :         生物生産量測定用質量分析装置
 1.11) 分析方法 :           デューマ法、質量分析法
 
 2) Simulated in-situ incubation      疑似現場法     概略図
 2.1)  鉛直採水 :           ニスキン
 2.2)  表面海水採取方法 :   バケツ
 2.3)  培養層 :             8層
 2.4)  添加試薬 :           NaH13CO3, K15NO3
 2.5)  培養時間 :           24時間
 2.6)  ろ過とろ紙 :         暗所でWhatman GF/Fを用いた
 2.7)  保存 :               ろ紙を-20℃で凍結後、45℃で乾燥
 2.8)  冷凍ろ紙の保存期間 : 30日以内
 2.9)  分析場所 :           みらい
 2.10) 分析機器名 :         生物生産量測定用質量分析装置
 2.11) 分析方法 :           デューマ法、質量分析法
 
 本装置は、固体・液体試料分析用前処理装置 (ROBOPLEP-SL) と窒素炭素同位体質量分析計 (EUROPA20-20)
 から構成され、液体、固体および気体で構成される、生体や生体起源サンプル中の13C、15N安定同位体比
 を同時に連続で測定することが可能です。
 
 (1) 固体・液体試料分析用前処理装置 (ROBOPLEP-SL)
 スズカプセルで包まれたサンプルを燃焼管 (Combustion tube) に落とし、酸素によって
 試料をCO2、N2、NOx、H2Oに変換します。還元管 (Reduction tube) では発生した窒素酸化物 (NOx)
 を還元します。過塩素酸マグネシウムトラップ (H2O trap) で水蒸気を取り除きます。
 カーボソーブトラップ (CO2) では15N単独分析に限りCO2を取り除きます。
 GCカラムでCO2とN2を分離し、窒素炭素同位体質量分析計へ導入します。
 
 (2) 窒素炭素同位体質量分析計 (EUROPA20-20)
 固体・液体試料分析用前処理装置で分離したCO2とN2は、イオンソース部で、
 高真空のもと熱電子をあてられイオン化されます。生成したイオンが一定電圧で加速されて分析管を通る際、
 分析管内の磁場のため、イオンの質量 (m) と電荷 (Z) の違いによって軌道に差が生じます。この性質を
 利用することで、同位体を分離することができます。
 これらは検出器で周波数に変換され制御PCへ送信されます。
 制御ソフト上でブランク補正、ドリフト補正を行っています。
 
 装置概要図は下記を参照してください
 MR08-05_pp_ANCA-SL PDF file
 
 (1) 固体・液体試料分析用前処理装置 (ROBOPLEP-SL)
 会社名 :           SerCon Ltd. (旧PDZ Europa Ltd.)
 形式 :             ANCA-SL ROBOPREP-SL
 S/N :              17001-051
 計測範囲 :
 N分析 :            10〜1000 μg (N含有量)
 C分析 :            10〜1000 μg (C含有量)
 オートサンプラー : 直径47mmフィルターサンプルを最大60試料まで連続測定可能
 
 (2) 窒素炭素同位体質量分析計 (EUROPA 20-20)
 会社名 :           SerCon Ltd. (旧PDZ Europa Ltd.)
 形式 :             ANCA-SL EUROPA 20-20
 S/N :              9007-075
 アナライザ :       定磁場型質量分析 120°磁場型
 分析管半径 :       11cm
 分解能 :           m/Δm=95 (N2) 10% valley definition
 感度 :             ヘリウムガス雰囲気中、真空度4×10-6mbarにおいて
                    20nmol CO2
                    15nmol N2
 Abundance sensitivity : ヘリウムガス雰囲気中、真空度4×10-6mbarにおいて
                         CO2 < 30ppm
                         N2 < 5ppm
 
 (3) 外部精度
 天然存在量でサンプル量100μgを5回分析の標準偏差
 13C (0.2 ‰)
 15N (0.5 ‰)
 
 (4) データ処理装置
 制御およびデータ処理ソフト : ANCA ver. 3.5 (旧PDZ Europa Ltd.)
 互換性 :                     Windows 3.1 又は Windows 95
 
 (5) 使用する参照物質について
 国際原子力機関(IAEA)が取り扱う二次参照物質 (IAEA-N-1、IAEA-N-2およびIAEA-CH-6)
 を元に値(あたい)付けされた三次参照物質を使用しています。

このクルーズには、データ取得時に使用した観測ログシートがあります。
必要な場合は上記「お問い合わせ」よりご連絡ください。
: MR08-05
: Processed (DMO)-QCed
: JAMSTEC
: 粒状有機炭素
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生物圏 > 海洋生態系 > プランクトン > 植物プランクトン
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観測位置

Imagery reproduced from ...

データリスト

ファイル名
MR08-05_pp_IS.csv
MR08-05_pp_SIS.csv
: MR08-05
: Processed (DMO)-QCed
: JAMSTEC

基礎生産データシートフォーマット (IS : in-situ incubation)

MR08-05で行った現場法 (IS : in-situ incubation)で得られた基礎生産データシートのフォーマット情報です。
データ取得のないカラムは-999としました。

MR08-05_pp_ISに示されたカラムと項目名および説明を記します。

カラム番号項目名説明
1CruiseID航海ID
2STNNBR測点名
3CASTNOCTDキャスト番号 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
4Inc.Type培養方法 (IS : in-situ incubation)
5UTC Date採水開始日 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
6UTC Time採水開始時刻 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
7Latitude採水開始緯度 (北緯:cruise reportのCTD cast tableに基づく)
8Longitude採水開始経度 (東経:cruise reportのCTD cast tableに基づく)
9BTLNBR採水したニスキンボトルの番号
10BTLNBR_FLAG採水したニスキンボトルのフラグ
11CTD DepthCTD採水した深度 (m)
12CTD PRSCTD採水した圧力 (dbar)
13Light intensity培養時の光透過率 (%)
14Inc.Time培養時間 (hour)
15Spike 13C添加した13C濃度 (μM)
16Filt. Vol培養量 (mL)
17POC培養後のPOC値 (μg/L)
18POC_FLAGPOC値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
1913C培養後の13C同位体比 (atom%)
2013C_FLAG13C値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
21DIC全炭酸量 (μmol/kg)
22Salinity塩分濃度 (PSU)
23Chl.aクロロフィルa.現存量 (μg/L)
24Density海水密度 (kg/L)
25DIC全炭酸量 (μmol/L)
26POC培養後のPOC値 (mg/m3)
2713C0培養前の13C同位体比 (atom%)
2813Cxs培養後の13C同位体比 - 13C0 (atom%)
2913Csw13C添加後のサンプル中の13C濃度 (%)
30d-POC単位時間あたりの純基礎生産速度(mgC/m3/h)
31PP Ave1日あたりの基礎生産速度平均値(mgC/m3/day)
32Integrated PP1日あたり単位水柱あたりの純基礎生産速度(mgC/m2/day)
33PBクロロフィルa.現存量あたり時間あたりの純基礎生産速度 (mgC/mg chl.a/h)
34Remarkscruise reportのCTD cast tableに基づく測点番号

29、30、31について)
計算方法はクルーズレポートを参照ください

32について)
10mから20mまでの計算方法 (20mの例)
Integrated PP = (10mのPP Ave + 20mのPP Ave)×(20m-10m)/2 + 10m以浅のIntegrated PP

33について)
PB = d-POC/Chl.a

基礎生産データシートフォーマット(SIS : simulated in-situ incubation)

MR08-05で行った疑似現場法 (SIS : simulated in-situ incubation)で得られた基礎生産データシートのフォーマット情報です。
データ取得のないカラムは-999としました。

MR08-05_pp_SISに示されたカラムと項目名および説明を記します。

カラム番号項目名説明
1CruiseID航海ID
2STNNBR測点名
3CASTNOCTDキャスト番号 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
4Inc.Type培養方法 (SIS : simulated in-situ incubation)
5UTC Date採水開始日 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
6UTC Time採水開始時刻 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
7Latitude採水開始緯度 (北緯:cruise reportのCTD cast tableに基づく)
8Longitude採水開始経度 (東経:cruise reportのCTD cast tableに基づく)
9BTLNBR採水したニスキンボトルの番号
10BTLNBR_FLAG採水したニスキンボトルのフラグ
11CTD DepthCTD採水した深度 (m)
12CTD PRSCTD採水した圧力 (dbar)
13Light intensity培養時の光透過率 (%)
14Inc.Time培養時間 (hour)
15Spike 13C添加した13C濃度 (μM)
16Filt. Vol培養量 (mL)
17POC培養後のPOC値 (μg/L)
18POC_FLAGPOC値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
1913C培養後の13C同位体比 (atom%)
2013C_FLAG13C値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
21DIC全炭酸量 (μmol/kg)
22Salinity塩分濃度 (PSU)
23Chl.aクロロフィルa.現存量 (μg/L)
24Density海水密度 (kg/L)
25DIC全炭酸量 (μmol/L)
26POC培養後のPOC値 (mg/m3)
2713C0培養前の13C同位体比 (atom%)
2813Cxs培養後の13C同位体比 - 13C0 (atom%)
2913Csw13C添加後のサンプル中の13C濃度 (%)
30d-POC単位時間あたりの純基礎生産速度(mgC/m3/h)
31PP Ave1日あたりの基礎生産速度平均値(mgC/m3/day)
32Integrated PP1日あたり単位水柱あたりの純基礎生産速度(mgC/m2/day)
33PBクロロフィルa.現存量あたり時間あたりの純基礎生産速度 (mgC/mg chl.a/h)
34Remarkscruise reportのCTD cast tableに基づく測点番号

29、30、31について)
計算方法はクルーズレポートを参照ください

32について)
10mから20mまでの計算方法 (20mの例)
Integrated PP = (10mのPP Ave + 20mのPP Ave)×(20m-10m)/2+10m以浅のIntegrated PP

33について)
PB = d-POC/Chl.a

: MR08-05
: Processed (DMO)-QCed
: JAMSTEC
データの品質管理について以下のようにフラグを付与しました。

関連情報

更新履歴

2013-08-29
観測データを登録しました。
2012-10-26
観測データを登録しました。