「みらい」 MR10-05 Leg2 一次生産

最終更新日: 2018-02-24
: MR10-05 Leg2
: Processed (PI)
: JAMSTEC
: 粒状有機炭素
:
生物圏 > 海洋生態系 > プランクトン > 植物プランクトン
生物圏 > 生態系ダイナミクス > 生態系機能 > 一次生産
生物圏 > 生態系ダイナミクス > 生態系機能 > 光合成

データのご利用にあたって

西野 茂人(海洋研究開発機構)
データ利用の制限については 注意事項 をご参照ください。
データの引用については 注意事項 をご参照ください。
機器名:
生物生産量測定用質量分析装置
・2013年11月25日 新生産、再生生産のデータを追加しました。
 このreadmeは、MR10-05 Leg2航海の 基礎生産、新生産、再生生産について解説したものです。
 この航海では
 疑似現場法 (Simulated in-situ incubation: SIS)
 と呼ばれる方法でデータが取得されています。
 以下に、それぞれの方法に関して、採水、培養方法、分析を行った装置や試薬に関する情報を示します。
さらに詳細な情報が必要な場合にはクルーズレポートをご参照ください。
 
1) 鉛直採水 : ニスキン
2) 表面海水採取方法 : バケツ
3) 培養層 : 7層または8層
4) 添加試薬 : NaH13CO3, K15NO3, 15NH4Cl
5) 培養時間 : 3時間(Stn. 126とStn. 165の基礎生産は24時間)
6) ろ過とろ紙 : 暗所でWhatman GF/F25mmを用いた
7) 保存 : ろ紙を-20℃で凍結後、45℃で乾燥
8) 冷凍ろ紙の保存期間 : -
9) 分析場所 : みらい
10) 分析機器名 : 生物生産量測定用質量分析装置
11) 分析方法 :

質量分析法 (Lee and Whitledge (2005)に準拠)

本装置は、固体・液体試料分析用前処理装置 (ANCA-SL, 旧ROBOPLEP-SL) と窒素炭素同位体質量分析計 (20-20, 旧EUROPA20-20)
 から構成され、液体、固体および気体で構成される、生体や生体起源サンプル中の13C、15N安定同位体比
 を同時に連続で測定することが可能です。
 
 (1) 固体・液体試料分析用前処理装置 (ANCA-SL)
 スズカプセルで包まれたサンプルを燃焼管 (Combustion tube) に落とし、酸素によって
 試料をCO2、N2、NOx、H2Oに変換します。還元管 (Reduction tube) では発生した窒素酸化物 (NOx)
 を還元します。過塩素酸マグネシウムトラップ (H2O trap) で水蒸気を取り除きます。
 

カーボソーブトラップ (CO2) では15N単独分析に限りCO2を取り除きます。

GCカラムでCO2とN2を分離し、窒素炭素同位体質量分析計へ導入します。 (2) 窒素炭素同位体質量分析計 (20-20) 固体・液体試料分析用前処理装置で分離したCO2とN2は、イオンソース部で、 高真空のもと熱電子をあてられイオン化されます。生成したイオンが一定電圧で加速されて分析管を通る際、 分析管内の磁場のため、イオンの質量 (m) と電荷 (Z) の違いによって軌道に差が生じます。この性質を 利用することで、同位体を分離することができます。 これらは検出器で周波数に変換され制御PCへ送信されます。 制御ソフト上でブランク補正、ドリフト補正を行っています。 装置概要図は下記を参照してください PDF file
(1) 固体・液体試料分析用前処理装置 (ANCA-SL)
会社名 : SerCon Ltd. (旧PDZ Europa Ltd.)
形式 : ANCA-SL
S/N : 17001-051
計測範囲  
N分析 : 10〜1000 μg (N含有量)
C分析 : 10〜1000 μg (C含有量)
オートサンプラー : 直径47mmフィルターサンプルを最大60試料まで連続測定可能

(2) 窒素炭素同位体質量分析計 (20-20)
会社名 : SerCon Ltd. (旧PDZ Europa Ltd.)
形式 : 20-20
S/N : 9007-075
アナライザ : 定磁場型質量分析 120°磁場型
分析管半径 : 11cm
分解能 : m/Δm=95 (N2) 10% valley definition
感度 : ヘリウムガス雰囲気中、真空度4×10-6mbarにおいて
 20nmol CO2
 15nmol N2
Abundance sensitivity : ヘリウムガス雰囲気中、真空度4×10-6mbarにおいて
 CO2 < 30ppm
 N2 < 5ppm
(3) 外部精度
天然存在量でサンプル量100μgを5回分析の標準偏差
13C (0.2 ‰)
15N (0.5 ‰)
Lee and Whitledge (2005) Primary and new production in the deep Canada Basin during summer 2002. Polar Biol 28 : 190-197
: MR10-05 Leg2
: Processed (PI)
: JAMSTEC
: 粒状有機炭素
:
生物圏 > 海洋生態系 > プランクトン > 植物プランクトン
生物圏 > 生態系ダイナミクス > 生態系機能 > 一次生産
生物圏 > 生態系ダイナミクス > 生態系機能 > 光合成

観測位置

Imagery reproduced from ...

データリスト

ファイル名
MR10-05_leg2_np_SIS_no3.csv
MR10-05_leg2_pp_SIS.csv
MR10-05_leg2_rp_SIS_nh4.csv
: MR10-05 Leg2
: Processed (PI)
: JAMSTEC

基礎生産データシートフォーマット (MR10-05_leg2_pp_SIS)

MR10-05 Leg2で行った疑似現場法 (SIS : simulated in-situ incubation)で得られた基礎生産データシートのフォーマット情報です。
データ取得のないカラムは-999としました。
MR10-05_leg2_pp_SISに示されたカラムと項目名および説明を記します。

カラム番号項目名説明
1 CruiseID 航海ID
2 STNNBR 測点名
3 CASTNO CTDキャスト番号 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
4 Inc.Type 培養方法 (SIS : simulated in-situ incubation)
5 UTC Date 採水開始日 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
6 UTC Time 採水開始時刻 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
7 Latitude 採水開始緯度 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
8 Longitude 採水開始経度 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
9 BTLNBR 採水したニスキンボトルの番号
10 BTLNBR_FLAG 採水したニスキンボトルのフラグ(フラグ詳細はボトルデータ品質管理フラグをご参照ください)
11 CTD Depth CTD採水した深度 (m)
12 CTD PRS CTD圧力 (dbar)
13 Light intensity 相対照度 (%)
14 Inc.Time 培養時間 (hour)
15 Bottle name サンプル名
16 Spike 13C 添加した13C濃度 (μM)
17 Filt. Vol 培養量 (mL)
18 POC 培養後のPOC値 (μg)
19 POC_FLAG POC値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
20 13C 培養後の13C同位体比 (atom%)
21 13C_FLAG 13C値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
22 DIC ボトルデータの全炭酸量 (μmol/kg)
23 Salinity 塩分濃度 (PSU)
24 Chl.a クロロフィルa.現存量 (μg/L)
25 Density 海水密度 (kg/L)
26 DIC 全炭酸量 (μmol/L)
27 POC 培養後のPOC値 (mgC/m3)
28 13C0 ゼロタイムブランク中の懸濁態有機炭素13C同位体比 (atom%)
29 13Cxs 培養後の13C同位体比 - 13C0 (atom%)
30 13Csw 13C添加後のサンプル中の13C濃度 (%)
31 d-POC 単位時間あたりの純基礎生産速度 (mgC/m3/h)
32 PB クロロフィルa.現存量あたり時間あたりの純基礎生産速度 (mgC/mg chl.a/h)
33 Remarks 培養、ろ過および分析に関するコメント

16について)
水中の全炭酸量の約10%をトレーサーとして加えた13Cの量
28について)
Bottle No. 0timeの測定平均値(13C無添加)を引用
30について) 13Csw=(DIC×0.011+Spike 13C)/(DIC+Spike 13C)×100
0.011:無機炭素中に自然に存在する13C濃度1.1%
31について)
d-POC=1.025×13Cxs×POC/(13Csw-13C0)/Inc.Time
1.025 : 13C同位体分別係数 (discrimination factor)
32について)
PB=d-POC/Chl.a

再生生産データシートフォーマット(MR10-05 Leg2_rp_SIS_nh4)

MR10-05 Leg2で行った疑似現場法 (SIS : simulated in-situ incubation)で得られた再生生産データシートのフォーマット情報です。
データ取得のないカラムは-999としました。

MR10-05 Leg2_rp_SIS_nh4に示されたカラムと項目名および説明を記します。

カラム番号項目名説明
1 CruiseID 航海ID
2 STNNBR 測点名
3 CASTNO CTDキャスト番号 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
4 Inc.Type 培養方法 (SIS : simulated in-situ incubation)
5 UTC Date 採水開始日 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
6 UTC Time 採水開始時刻 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
7 Latitude 採水開始緯度 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
8 Longitude 採水開始経度 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
9 BTLNBR 採水したニスキンボトルの番号
10 BTLNBR_FLAG 採水したニスキンボトルのフラグ(フラグ詳細はボトルデータ品質管理フラグをご参照ください)
11 CTD Depth CTD採水した深度 (m)
12 CTD PRS CTD圧力 (dbar)
13 Light intensity 培養時の光透過率 (%)
14 Inc.Time 培養時間 (hour)
15 Bottle name サンプル名
16 Spike 15NH4 添加した15N濃度 (μM)
17 Filt. Vol 培養量 (mL)
18 PON 培養後のPON値 (μg)
19 PON_FLAG PON値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
20 15N 培養後の15N同位体比 (atom%)
21 15N_FLAG 15N値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
22 Salinity 塩分濃度 (PSU)
23 Chl.a クロロフィルa.現存量 (μg/L)
24 Density 海水密度 (kg/L)
25 PON 培養後のPON値 (mg/m3)
26 15N0 培養前の15N (atom%)
27 15Nxs 培養後の15N - 15N0 (atom%)
28 15Nenr 培養で生産された15Nの割合 (%)
29 d-N NH4の取り込み率 (mgN/m3/h)
30 NB クロロフィルaあたりのNH4の取り込み率 (mgN/mg chl.a/h)
31 Remarks 培養、ろ過および分析に関するコメント

16について)
水中の全窒素量の約10%をトレーサーとして加えた15Nの量
26について)
Bottle No. 0timeの測定平均値(15N無添加)を引用
28について)
15Nenr=(Spike 15NH4+NH4×0.366/100)/(Spike 15NH4+NH4)×100-15N0
Natural abundance として0.366を使用
29について)
d-N=PON×15Nxs/15Nenr/Inc.Time
30について)
NB=d-N/Chl.a

新生産データシートフォーマット(MR10-05_leg2_np_SIS_no3)

MR10-05 Leg2 で行った疑似現場法 (SIS : simulated in-situ incubation)で得られた新生産データシートのフォーマット情報です。
データ取得のないカラムは-999としました。
MR10-05_leg2_np_SIS_no3に示されたカラムと項目名および説明を記します。

カラム番号項目名説明
1 CruiseID 航海ID
2 STNNBR 測点名
3 CASTNO CTDキャスト番号 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
4 Inc.Type 培養方法 (SIS : simulated in-situ incubation)
5 UTC Date 採水開始日 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
6 UTC Time 採水開始時刻 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
7 Latitude 採水開始緯度 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
8 Longitude 採水開始経度 (cruise reportのCTD cast tableに基づく)
9 BTLNBR 採水したニスキンボトルの番号
10 BTLNBR_FLAG 採水したニスキンボトルのフラグ(フラグ詳細はボトルデータ品質管理フラグをご参照ください)
11 CTD Depth CTD採水した深度 (m)
12 CTD PRS CTD圧力 (dbar)
13 Light intensity 相対照度 (%)
14 Inc.Time 培養時間 (hour)
15 Bottle name サンプル名
16 Spike 15NO3 添加した15N濃度 (μM)
17 Filt. Vol 培養量 (mL)
18 PON 培養後のPON値 (μg)
19 PON_FLAG PON値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
20 15N 培養後の15N同位体比 (atom%)
21 15N_FLAG 15N値フラグ (フラグ詳細は品質管理フラグをご参照ください)
22 Salinity 塩分濃度 (PSU)
23 Chl.a クロロフィルa.現存量 (μg/L)
24 Density 海水密度 (kg/L)
25 PON 培養後のPON値 (mg/m3)
26 15N0 培養前の15N (atom%)
27 15Nxs 培養後の15N - 15N0 (atom%)
28 15Nenr 培養で生産された15Nの割合 (%)
29 d-N NO3の取り込み率 (mgN/m3/h)
30 NB クロロフィルaあたりのNO3の取り込み率 (mgN/mg chl.a/h)
31 Remarks 培養、ろ過および分析に関するコメント

16について)
水中の全窒素量の約10%をトレーサーとして加えた15Nの量
26について)
Bottle No. 0timeの測定平均値(15N無添加)を引用
28について)
15Nenr=(Spike 15NO3+NO3×0.366/100)/(Spike 15NO3+NO3)×100-15N0
Natural abundance として0.366を使用
29について)
d-N=PON×15Nxs/15Nenr/Inc.Time
30について)
NB=d-N/Chl.a

: MR10-05 Leg2
: Processed (PI)
: JAMSTEC
データの品質管理について以下のようにフラグを付与しました。

関連情報

更新履歴

2018-02-24
観測データを登録しました。
2013-12-03
観測データを登録しました。
2013-07-24
観測データを登録しました。