「しんかい6500」 6K 01175 潜水船水温・塩分・深度計 (CTD)

最終更新日: 2014-12-10
: 6K 01175
: Processed (DMO)-QCed
: JAMSTEC
: 深度/圧力, 水温, 塩分, 溶存酸素
:
海洋 > 海洋化学 > 酸素
海洋 > 海水温 > 水温
海洋 > 塩分/密度 > 塩分

データのご利用にあたって

情報管理部署
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機器名:
「しんかい6500」 CTDO
  潜水調査船「しんかい6500」に搭載されているCTDOは、CTDO検出部、流向流速計/CTDO処理部、流向流速計/CTDO表示部、コントロール用パソコンの4つの機器から構成されている。
  CTDO検出部は、シーバード社製SBE-19 SEACAT PROFILER CTD & SBE43 DOである。検出部は、潜水船船外のハッチ横左舷側に垂直に取り付けられており、耐圧深度10050m、最大使用深度は6500mとなっている。水中の電気伝導度、水温、圧力、溶存酸素濃度の各パラメータは毎秒2回測定され、CTDO処理部へ送信される。処理部では、各データのASCII変換、補正等を行う。また、コントロール用パソコンから表示部と処理部を経由して、検出部内部のデータ管理、時刻設定、環境設定変更を行うことが可能である。
  シーバード社製SBE-19 SEACAT PROFILER CTD & SBE43 DO
センサー計測範囲精度型式S/N
  水温   -5 to +35 ℃   0.01 ℃   SBE 19-04   1921545-2861  
  1921545-2862 
  電気伝導度   0 to 7 S/m    0.001 S/m 
  圧力   0 to 15000 psia   0.02% of full scale rang 
  溶存酸素   120% of surface saturation   2% of saturation   SBE 43   0697, 0736 
  各潜航におけるデータ収録期間は、潜水船の潜航直前から浮上直後までである。
  検出部の取り付け位置の関係上、潜水船が海底にいるときでも、実際の海底より3mほど高い位置での観測となる。
  下降中、耐圧殻の熱の影響を受け、実際の水温より幾分高いデータとなるため上昇中のデータを使用するよう薦めている。
  CTD本体の内部時計は、音響航法装置管理システムと同期が取られた潜水船内の時計(ADS)と潜航毎に同期が行われている。
  潜水船揚収後、処理部にて記録されたHEXデータ(16進形式)は編集用パソコンへコピーされる。その編集用パソコン内SEASOFTによって、編集及び校正、そして水中音速、塩分濃度の計算を行い、1dbar毎(圧力)と1sec毎のデータ(ASCII形式)を作成する。
  以下はCTDデータの補正で使用されるSEASOFTデータ処理モジュールの順序と内容である。
モジュール 処理内容
DATA CONVERSION 圧力、水温、電気伝導度、酸素の物理データに変換する
FILTER 電気伝導度にローパスフィルターを実施する
ALIGNCTD 電気伝導度および酸素センサーの出力値を圧力計測時の値に変換する
DERIVE 塩分、密度(σθ)、音速を算出するために使用される
ASCII OUT データ部分、ヘッダー部分を分けてASCIIファイルに出力する

  本サイトで公開するCTDOデータは、上記の1sec毎のデータをしんかい6500(以下、潜水船)の位置情報(緯度・経度)と統合したものである。潜水船の位置測定は潜水船に設置されたトランスポンダと母船の船底に設置された受波器アレイを用いて、SSBL(Super Short Base Line)方式という測位方法によって行われている。音波の受信角度から測定される位相差と伝搬時間から求められる距離を組み合わせて位置が計測されるが、ベースラインの長さ(送受波器間の距離)が短いため水平方向の誤差はスラントレンジ(母船と潜水船間の距離)の1.5%程度である。SSBL方式は、LBL(Long Base Line)方式に比べて測定精度はやや劣るが、海底トランスポンダを設置する必要が無いため運用が容易になるという特徴がある。また、伝搬時間から距離を正確に求めるには鉛直方向の音速分布を考慮する必要があり、XBTなどによる温度計測を海域ごとに実施している。
  潜水船の位置情報は母船と潜水船間の距離を母船位置に加えることにより求めた。母船と潜水船間の距離を緯度経度座標に変換する際には、緯度経度30°毎に定められた係数を用いる簡易式(海上保安庁海洋情報部提供)を使用した。ここで、位置情報のオリジナルの時間間隔は10秒超である。位置情報は潜水船の最高航行速度である2.5ノット以上の移動速度を示すノイズを手動で取り除き、線形内挿により補間した。また、深度、水温、塩分、酸素データのノイズについては目視によるチェックを行い、明らかに異常と思われるものについては欠測値に置き換えた。
  このCTDOシステムは、航法機器の一つとして現場環境を監視するために搭載されたシステムであり、機器の較正は通常2年に1回程度の頻度で実施されている。
  なお、センサーの精度等を考慮してデータの有効桁数については、以下の表にあるように変更した。
項目 オリジナル 公開データ
圧力 0.001 [dbar] 0.1 [dbar]
水温 0.0001 [℃] 0.01 [℃]
塩分 0.0001 [PSU] 0.01 [PSU]
酸素 0.00001 [ml/l] 0.1 [ml/l]

: 6K 01175
: Processed (DMO)-QCed
: JAMSTEC
: 深度/圧力, 水温, 塩分, 溶存酸素
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海洋 > 塩分/密度 > 塩分

観測位置

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グラフ

データリスト

ファイル名
6K1175_2.event
6K_1175.txt
: 6K 01175
: Processed (DMO)-QCed
: JAMSTEC

Submersible CTD Qced (6K)_1sec

ファイルは、ヘッダ1行とデータ部の1潜航分が収録されている。
  1. ヘッダ部
No. カラム 項目 表示形式 備考
1 1 ヘッダID a1 固定値 '#'
2 3 - 37 潜水船 a35 SHINKAI-6500
3 39 - 48 データID a10 CTD
4 50 - 70 クルーズID a21 YKYY-XX(_legx)
5 78 - 81 潜航番号 a4
  1. データ部
No. カラム 項目 単位 表示形式 備考
1 1 - 8 日付 - i8 YYYYMMDD (LST)
2 10 - 15 時刻 - i6 hhmmss (LST)
3 17 - 26 緯度 degree f10.5 南緯は-マイナスで表記
4 28 - 37 経度 degree f10.5 西経は-マイナスで表記
5 39 - 48 圧力 dbar f10.1
6 50 - 59 水温 deg-C f10.2 ITS-90
7 61 - 70 塩分 PSU f10.2 PSS-78
8 72 - 81 溶存酸素 ml/l f10.1
9 83 - 92 音速 m/s f10.1
10 94 - 103 高度 m i10
11 105 - 114 傾斜角 横 degree f10.1
12 116 - 125 傾斜角 縦 degree f10.1
13 127 - 136 ジャイロ方位 degree f10.1
14 138 - 147 流向 degree f10.1
15 149 - 158 流速 cm/s f10.1
16 160 - 169 深度 m f10.1
  1. 欠測値は'-999'と表示される。

関連情報

航海データ 潜航データ
: しんかい6500

更新履歴

2014-12-10
観測データを登録しました。
2014-11-18
観測データを登録しました。
2014-10-31
観測データを登録しました。