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OBISノードとは

OBISノードは、データ管理を行う国内プロジェクト・プログラム・機関・組織・NODC、あるいは、領域的、国際的プロジェクト・プログラム・機関・組織です。OBISノードは、特定の領域または特定の分類群について、OBISのあらゆる側面に責任を負います。ノードは、地理的な (または分類学的な) 領域の主要なデータ提供者との関係を構築すること、データをもたらすこと、OBISコミュニティと共有するためにグローバルデータベースにメタデータを対応させることを目的としています。ノードは、データへのアクセス許可を得ることにはじまり、データの品質を一定のレベルにすることに至るまで、あらゆる責任を持ちます。また、クローバルなOBISデータベースに、それらのデータセットが転送される事に責任を持ちます。加えて、ノードは、OBIS運営会議 (IODE Steering Group for OBIS) と関連タスクチームの一員として、OBISの世界規模での展開をサポートします。それぞれのノードは、それぞれが担当する領域でインターネット上に存在するデータについても維持管理します。
OBISは3種類のOBISノードTierよって構築されています。Tire Iはグローバルデータベースであり、オーステンデ (ベルギー) のプロジェクトオフィスによって管理されています。Tier IIノードは、品質管理の多くを担います。これは、プロジェクトオフィスのコストを削減し、強いネットワークの構築に貢献します。この構造のもう一つの利点は、Tier IIIノードを受け入れる事が可能となる点です。Tier IIIノードの場合、OBISネットワークにデータを加える事を希望しているものの、Tier IIノードが担っている責任に合致するような専門知識やリソースを有していない場合があります。Tier IIおよびTier IIIノードは協力して、それぞれのデータ提供者に働きかけます。ただし、Tier IIノードおよびテーマ別分類群に関するノードのみがグローバルデータベースに直接データを転送します。

OBISノードの付託事項

  • 国、領域、国際的プログラム、および大規模科学コミュニティからの海洋生物多様性データ (とメタデータ) をTier IIIからTier IIによって、Tier IIからTier Iによって受取または収集する
  • OBISマニュアルに記載されている通り、OBISスタンダード、ツール、ベストプラクティスを用いてデータ検証を実行する (Tier II)
  • データ品質保証活動の一部として、データ収集者/生成者 (あるいはTier III) にデータの品質管理の結果を直接連絡する
  • OBISマニュアルに記載されている通りOBISスタンダードとフォーマットに同意してもらうことで、Tier IIはOBISがデータ (およびメタデータ) を利用できるようにする。Tier IIIはTier IIが利用できるようにする。
  • OBIS運営会議のメンバーになり、OBIS運営会議に参加し、ノードの活動を報告する
  • SG-OBISに、ノードの活動可能期間、応答可能性、データプロセスを示し、OBIS運営会議に報告する
  • カスタマーサポート (データ要請、分析、フィードバック)
  • アウトリーチと能力開発 (すなわち、専門家の派遣、データ管理、技術、スタンダード、最善事例等における訓練と支援)
  • データの利用、利用条件、ポリシーへの理解を監督する
  • OBISデータ共有と利用のためのIOC/OBISデータポリシの遵守
  • カスタマイズされたデータポータルの構築 (任意)
  • OBISにおける各種スタンダードおよび最適事例の開発への貢献 (推奨)
  • OBISにおけるオープンソースツールの開発への貢献 (推奨)
  • データ、メタデータ、およびデータを正しく理解するために必要な関連情報の長期的な保存の保証 (バージョンコントロールを含む) (推奨)

OBISノードになるには

OBISノードはNODCや連携データユニットとして、IODEネットワークのもとで活動しています。ノード候補者はIODEメンバーになる必要があります。
OBISノードになるための手続きは以下の手順に従います:

  • 既存のNODC (IODEネットワーク内の) である場合で、OBISノード活動がNODCの活動に該当する場合:
    • OBISノードになる意思を表したレター (OBISノードマネージャーとしての連絡先の情報、および、申請するOBISノードの地理的あるいはテーマ的関心の範囲の情報を含んだレター) を送ってください。
  • 既存のNODCでは無い場合
    • ADUになるための申請書に、OBSIノードとしての役割を記入し、e-mailで送って下さい。ADUメンバーへの申請書はOBIS運営会議に諮られ、IODE事務局によって審査されます。
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