第3回OBIS執行委員会の概要

　第3回 OBIS Executive Committee (OBIS-EC)が2020年6月23日から25日にかけて、オンラインにて開催されました。委員会には11の運営グループメンバーを含む、22名が参加しました。事務局、各OBISタスクチームおよびプロジェクトチームから2020年度ワークプランについての活動状況報告があり、委員会はワークプランの遂行を促進するための意見と指導が求められました。2020年度前半は、COVID-19パンデミックにも関わらず多くの活動が見られました。OBIS 20周年記念、Ocean Biodiversity Information System への名称変更、6,000万件の生物出現記録というマイルストーンを超え、そして、OBISポータルにデータ品質に関する新機能が追加されました。Communication and Outreach タスクチームは週ごとのcheck-in callやSlack チャンネルによる情報交換、月刊ニュースレター発行などを行い、内部コミュニケーションの向上に大きく尽力しました。新しい専門スタッフがOBISネットワークとそのアクティビティをより特徴づけ視覚化する広報のための素材を作成するでしょう。そして2020年9月には、新しいサイエンスオフィサーも事務局に加わります。2020年はOBISにとって極めて重要で慌ただしい年になるはずでしたが、OceanTeacher Global Academyとの共同企画であるオンラインOBISトレーナー認定コース・語彙の評価と語彙の選択のための基盤・分類学的名称を含む品質確認の更なる強化といった多くの活動が、未だ開始されていないか遂行途中です。OBISは、GBIF (Global Biodiversity Information Facility) との協定更新により、OBISネットワークを強化し利益をもたらすであろうGBIFとのより密接な協力関係を築けると、想定しています。今年度の OBIS steering group meeting は、2020年11月17日から20日にオンラインでの開催となる予定です。(OBIS 日本ノード訳)

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