平成12年度海洋地球研究船「みらい」研究航海概要

1.航海番号 MR00−K04

2.航海名 大気−海洋相互作用に係る観測研究

3.観測研究の目的
モンスーンやエルニーニョ現象等、地球規模での気候変動に影響を与える現象の解明には水・熱循環の解明が不可欠である。
水・熱循環に重要な役割を果たす「雨」をキーワードにして、大気と海洋の相互作用の研究を行う。特に海洋上の降水観測に効果的な「みらい」搭載のドップラーレーダーを中心観測手段として、海洋上空に発達する対流の発生・維持機構の解明と、降水が海洋に与える影響を評価することを目的とする。
  
4.観測の概要
北緯5度付近から10度付近にかけて、一年を通して存在する東西にのびる対流圏下層の収束帯(熱帯収束帯)に発達する対流による降水過程の研究を実施する。観測は、対流活動の活発な海域を人工衛星データ等をもとに決定し、同海域で原則停船観測により、ドップラーレーダー、ラジオゾンデ等による大気観測やADCP水深1000mまでのCTD等による海洋観測を実施し、海洋表層から対流圏まで連続した観測を行う。

5.主たる調査海域
日本の南方海上 (東経130度から140度、北緯5度から15度の範囲で人工衛星データ等をもとに、対流活動の活発な海域を決定する。)

6.寄港地予定
関根浜 → 横須賀新港

7.日  程
平成12年6月17日〜7月10日(24日間)

8.調査主任予定 米山 邦夫

9.本航海計画の問い合わせ先
横須賀市夏島町2−15
独立行政法人海洋研究開発機構 海洋観測研究部
米山 邦夫      E-mailyoneyamak@jamstec.go.jp
TEL:0468-67-5516  FAX:0468-65-3202
ただし、米山は6/4〜7/20まで「みらい」乗船中につき、この間のメールでのお問い合わせは、下記アドレスへお願いします。
    E-mailyoneyama@mirai.jamstec.go.jp