○作業記録
  「1999年中部熱帯赤道域トモグラフィ観測実験」データについて行った作業内容を以
 下に記す.

	全てのデータを整理するにあたり、昨年行われた2000,2001年のトモグラフィー
	データ整理作業時と同じフォーマットで整理した。
	尚、参考までに、陸上解析装置WSでの1999年中部熱帯赤道域トモグラフィー関係
	のデータやProgram一式が格納されているdirectoryは「/export/home2/oat/cepte」
	である。

 (1)係留系センサーデータ関連

   ・方位計データ,傾斜計データ,圧力センサデータ,水温データ
     送信イベントデータファイル,受信イベントデータファイルに記録されている
    方位計,傾斜計,圧力センサ,温度センサデータを読み出し,トランシーバ毎に
    整理しテキストファイルに出力した.

   ・トランスポンダ計測データ
     送信イベントデーファイル,受信イベントデーファイルに記録されている,ト
    ランスポンダで計測されたトランシーバとトランスポンダ間の距離(10回計測+
    平均値)を読み出し,トランシーバ毎,トランスポンダ毎に整理し,テキストフ
    ァイルに出力した.

   ・トランシーバ測位データ
     OAT 解析システムの処理結果(ファイル名:rec_keisk.dat )からデータを読
    み出し,測位結果(緯度,経度,震度,ステータス)をトランシーバ毎に整理し
    テキストファイルに出力した。測位結が果良好な時はステータス0となっている。

	・センサー測位データ
	OAT解析システムの処理結果(ファイル名:rec_keisk.dat )から方位計、
	X,Y方向傾斜計の計測結果を読み出し、本書付録Gに記述されている位置算出式
	を用いて測位座標を算出しテキストファイルに出力した。


 (2)音響データ関連

	実際に配置した送受信トランシーバー番号と、ファイルの内部に記述されている
	トランシーバー番号を変更する必要はKete1997、Cepte1999では無かった。
	必要が生じるのはTransceiver数が5基以上に増えたCepte2000の観測からである。


   ・生データ(Rawモードデータ)
     Raw モード受信イベントデータファイルをファイル名の拡張子の変更を施し,
	トランシーバ毎にフォルダに整理した. 

   ・ビームフォーミングデータ(Bモード及び復調後の受波波形のデータ)
     B モード受信イベントデータファイルをトランシーバ毎にフォルダに整理した.
     B モード受信イベントデータファイルに対し,OAT 解析システムの復調処理関
    連のモジュール(in_bmode,mseq_decode)を用いて復調処理を行い,処理結果を
    トランシーバ毎にフォルダに整理した. 



   ・ピークデータ(Pモード)
     P モード受信イベントデータファイルをファイル名の拡張子の変更を施し,ト
	ランシーバ毎にフォルダに整理した.

   ・送信データ
     送信イベントデータファイルに対し,ファイル名の拡張子の変更を施し,トラ
	ンシーバ毎にフォルダに整理した.

   ・時刻校正データ
     時刻校正イベントデータファイルに対し,ファイル名の拡張子の変更を施し,
	トランシーバ毎にフォルダに整理した.

   ・AGCデータ
     受信イベントデータファイルに記録されている受信データの入力音圧換算に必
    要なAGC値を読み出し,トランシーバ毎に整理しテキストファイルに出力した.

   ・クロック校正データ
     時刻校正イベントデータファイルに記録されている「前回経過時間」,「クロ
    ック校正誤差データ」を読み出し,トランシーバ毎に整理しテキストファイルに
    出力した.

   <トランシーバ番号の変更>
    変更無し。

   <拡張子の変更> (? はトランシーバ番号,$ は受波器のチャンネル番号)
    Raw モード受信イベント(ヘッダ部) : "R?A0000" を "r?a"  に変更
    Raw モード受信イベント(データ部) : "R?A$yyy" を "r?a$" に変更
    B   モード受信イベント       : "R?20000" を "r?2"  に変更
    P   モード受信イベント       : "R?30000" を "r?3"  に変更
    送信イベント            : "T?00000" を "t?0"  に変更
    時刻校正イベント          : "P?T0000" を "p?t"  に変更


 (3)環境データ関連
   ・CTD,XCTDデータ
     CTD,XCTDデータを解析用W/S より入手しフォルダに整理した.データフォーマ
    ットは,OAT解析システムのデータ読み出しプログラムを調査した.


 (4)実験データ関連
   ・トランシーバ、トランスポンダの位置
     入手した資料(設置時の LBLキャリブレーション結果)を基に情報を整理し,
    テキストファイルに記述した.
   ・係留索の長さ
     OAT 解析システムの測位パラメータファイルなどを基に情報を整理し,テキス
    トファイルに記述した.
   ・トランシーバの送受信スケジュール
     送信/受信イベントデータファイルに記録されているイベント開始時刻を基に
    送信/受信スケジュール,観測期間等を調査し,テキストファイルに記述した.
     実験に使用したM 系列符号については同時送信用に使用したものが,解析用W/S
	内に存在していた。
   ・トランシーバ間距離
     OAT 解析システムのモジュール( kankyo_set )を用いてトランシーバ間距
    離の情報を抽出し,テキストファイルに出力した.
   ・CTDデータ等に基づく2次元分布
     CTD,XCTDデータを読み出し、昨年作成されたMatlab Programを少しModifyし,
	測線毎に音速の鉛直2次元分布を表示し,png形式でファイルに出力した.


  (5)解析結果データ関連(DataAnalysis)
   ・データの解析状況:
	1999年中部熱帯赤道域観測ではクロックの不安定などの理由により
	Transciever1<−>2の測線でのクロックが安定した期間の解析のみが行われた。
	(3次元での音速/水温の推定は行われなかった。)
	
	次の測線では受信状況が安定していた期間のピークデータトラッキングが行われ
	た。
	測線1:T1<->T2
	測線4:T1<->T5
	測線5:T2<->T3
	測線6:T2<->T4
	測線8:T3<->T4
	測線9:T3<->T5
	測線10:T4<->T5
	
	上述のように測線1:T1<->T2のみ測線の平均水温鉛直プロファイル解析が行われた
	ため、本データ整理では測線1での水温解析に関わるデータのみを保存した。
   ・基準音速場(RefField)
	陸上解析装置のWSに残っていたNODC各層観測データから作成された(と思われる)
	基準場の深度・	水温・塩分・音速プロファイルをテキスト形式ファイルにしてでま
	とめた。
	又、その鉛直分布図をMatlabで作成し、画像ファイルとして保存した。
   ・EOF(経験的直交関数)(Eof)
	陸上解析装置のWSに残っていたNODC各層観測データから作成されたEOF関数と特異値
	をテキストファイル形式でまとめた。又、同データをMatlabを用いて表示し、画像フ
	ァイルとして保存した。
   ・固有音線(EigenRay)
	陸上解析装置のWSに残っていたBinaryデータファイルとそのファイルのレイアウトを
	保存した。
	又、固有音線の伝播経路以外の情報(放射角度、伝播時間、入射角度、伝播損失など)
	をテキスト形式のデータファイルで作成し保存した。
	音線経路図をMatlabで表示し、画像ファイルとして保存した。
   ・ピークトラッキング結果及び、・双方向伝搬における伝播時間差の和と差の成分(Trckng)
	陸上解析装置のWSに残っていたBinaryデータファイルとそのファイルのレイアウトを
	保存した。(トラッキング結果Binaryデータファイル)
	測線ごとのトラッキング結果のデータをテキスト形式でファイルに作成した。
	(トラッキング結果テキストファイル)
	但し、全ての測線でトラッキングが行われていたわけではない。トラッキングが行わ
	れていた測線のみのデータを保存した。
	又、そのトラッキング結果の和と差の成分をMatlabを用いて表示し、画像ファイルに
	保存した。(トラッキング結果画像ファイル)
	固有音線とトラッキングピークとの同定情報を画像データとして作成した。
	(音線とピークデータの同定図)
   ・逆問題解析途中データファイル(InvrsData)
	逆問題解析が行われたのは測線1(Transceiver1 <-> Transceiver2)のみであった。
	従って保存されたデータも当該測線のみに限る。
   	- 観測行列(R)
   	- 測時誤差共分散行列(Gee)
   	- 音速変動量共分散行列(Gcc)
   	- 推定演算子(L)
   	- EOF係数の推定値(Eof_Coef)
   ・逆問題解析結果データファイル(AnaData\L_1)
	逆問題解析が行われたのは測線1(Transceiver1 <-> Transceiver2)のみであった。従
	って保存されたデータも当該測線のみに限る。
	次の解析結果のデータをテキストデータファイルと画像データファイルで保存した。
     - 音速推定値・水温推定値
	テキストデータファイル:(InvrsOutテキストデータファイル)
	画像ファイル:(InvrsOutPic)
	データ解析は1/15〜5/30までの期間4日おきの平均ピーク伝播時間を用いて行われた。
	従って、テキストデータも画像データも4日おきのデータに分割されている。
	又、1日ごとの解析の入力となった平均ピーク伝播時間は、「dt_smテキストデータファ
	イル」フォルダーに格納されている。
	1999年の中部熱帯赤道域では流速については解析が行われなかった。クロックジャンプ
	などクロックが安定しておらずピークデータのトラッキング結果もかなり不安定であっ
	た。そのため流速の解析は行われなかった。
	流速についての解析が本格的に行われたのは2000年の中部熱帯赤道域観測からである。
   ・逆問題解析の精度予測(InvrsPreci)
	次の解析精度予測データをテキストデータファイルと画像データファイルで保存し
	た。
     - 分解能行列(AnaResol.txt,AnaResol.png)
     - 情報分布行列(AnaInf.txt,AnaInf.png)
     - 推定誤差共分散行列:推定音速誤差分布(SSpdErr.txt,SSpdErr.png)