1.航海番号 |
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2.主要課題名 |
気候変動に対する生態系変動を介した物質循環の変動とフィードバック |
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3.観測研究の目的 |
海洋における、気候変動に対する生態系変動を介した物質循環の変動とフィードバックを明らかにするための一環として、主たる外的変動要因としてアジアモンスーンを考慮し、それに対する海洋の応答を西部北太平洋の亜寒帯循環域における時系列定点K2(47N, 160E)および亜熱帯循環域における時系列定点S1(暫定位置:27N, 138E)の2点において調べる。本研究では特に、大きな季節変動を内在する物質循環過程の中長期変動を捉えるため、粒子状物質の生成と変質、および水平、鉛直輸送に関わる海洋表層から中深層における生物の分布、活性、環境適応等の生物的要因と海水の物理化学的性質の変化との関連を中心に観測および船上実験を実施する。季節内の短期変動を明らかにするために、航海期間中に両定点を2回ずつ訪ずれる予定である。この課題においては西部北太平洋の物質循環過程の季節変化について可能な限り多面的かつ総合的な一貫した知見を得ることを主目的としており、多数の関連研究課題の応募を期待している。 |
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4.観測の概要 |
航海期間中にK2, S1の2点を2回訪問し、以下のような総合的な観測を行う。
○CTDO-採水
○海洋浅層物理過程
○海中流速場
○海水の化学
○海水の生物—光学
○動植物プランクトンの存在量と速度プロセス
○粒子態・溶存態鉛直フラックス
○係留系による時系列観測
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5.調査海域 |
西部北太平洋のK2(47N/160E)とS1(27N/138E)
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6.日 程 |
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7.寄港地 |
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8.主要課題提案者 |
才野敏郎
海洋研究開発機構 地球環境観測研究センター 地球温暖化情報観測研究プログラム
プログラムディレクター
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9.本航海計画の問い合わせ |
才野敏郎
〒237-0061 横須賀市夏島町2-15
E-mail:
TEL:046-867-9450
FAX:046-867-9455
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10.備考 |
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平成22年度、平成23年度にも季節を変えた同様の研究航海を計画中。
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