平成20年度海洋地球研究船「みらい」研究課題の募集について
<終了しました>
独立行政法人海洋研究開発機構

独立行政法人海洋研究開発機構(以下、「機構」という)は、海洋に関する基盤的研究開発の一環として、深海域における地球科学的諸現象(テクトニクス、地震活動、地殻変動、生態系変動、物質循環)の総合的解明・予測及び技術開発を目指した調査研究(深海調査研究)を推進するため、平成20年度に実施する深海調査研究課題を下記のとおり募集します。
なお、今回からデータ・サンプルに関する規程を適用し、募集をおこないます。つきましては、募集に関する説明会を添付日程で開催致しますので、ご参加願います。
募集要領
募集期間 平成19年7月2日(月)〜8月2日(木)
応募資格
以下のいずれかに該当すること。
1) 国公立研究機関、独立行政法人研究機関、特殊法人研究機関等に所属する研究者
2) 大学及びその他の教育機関に所属する教員及び研究者
(大学院学生及び学部学生は応募できないが、研究グループに参加できる)
注意1 : 外国の研究機関に所属する研究者は、研究課題を提案することはできないが、機構または上記1)、2)の機関の研究グループの共同研究の一員として参加できる。
注意2 :  上記以外の法人または科学研究以外での利用については、個別にご相談ください。
応募方法 募集期間内に、「平成20年度深海調査研究課題申込書」(別紙1)をE-mail(宛先:shinkai@jamstec.go.jp)にてご送付ください。
選定手順 募集締切後、有識者で構成される委員会(「平成19年度深海調査研究関連委員会名簿」(別紙2)参照)による書類審査等を経て、3ヶ月以内を目途に、研究課題提案者に対し審査結果を通知します。
課題審査・採択の前提条件 データ・サンプル及びそれらを用いた成果の取扱については、「独立行政法人海洋研究開発機構デ−タ・サンプル取扱規程類(平成19年5月版)」(別紙3)を適用し、募集を行います。データ・サンプル規程類の遵守を課題審査・採択の前提条件としますので、詳細は「機構の船舶等により得られたデータ・サンプル取扱規程類の解説」(別紙4)を参照してください。
個人情報の取扱 お預かりした個人情報は、以下のために利用します。
1) 研究課題募集案内、深海調査研究課題審査、採択通知のため
2) 航海実施諸手続き、クルーズレポート等の提出のため
3) シンポジウムの開催案内および発表募集案内のため
4) データ・サンプル管理、航海データ管理、成果管理等のため
5) 機構が行った深海調査研究航海の成果の公表のため
6) 登録者ご本人からのお問い合わせ、お申し込みの回答や返信、確認の連絡のため
また、収集した個人情報は、独立行政法人海洋研究開発機構個人情報保護管理規程に基づき、安全かつ適正に取り扱います。
その他
1) 研究課題は、「深海調査研究推進の基本的考え方」(別紙5)に従い、「深海調査研究5 ヵ年研究指針」(別紙6)に基づき募集します。調査推奨海域を「長期航海、遠距離大型航海に関する深海調査研究中期戦略」(別紙7)に示しております。平成20年度は「深海調査研究5ヵ年研究指針」の最終年度となりますが、調査海域選定の参考にしてください。
また、「みらい」でも深海調査研究課題(チリ沖及びフレンチポリネシア)を同じ期間に募集しているので、「平成20年度海洋地球研究船「みらい」研究課題募集について」(別紙8)を参照してください。
2) 研究課題は、平成20年度に実施する単年度研究(国際共同研究に関わる研究計画、 プロジェクト型研究、長期航海/遠隔地研究計画等を含む)と複数年次研究計画、2〜3年先の研究計画を募集します。
なお、統合国際深海掘削計画(IODP)の事前調査に関する課題についても、引き続き募集をしており、募集対象となる船舶機器や海域についての詳細は、「平成20年度深海調査研究募集対象船舶機器・海域について」(別紙9)を参照してください。
3) 研究に係わる経費(試料分析・解析等)、乗下船旅費(乗船中の食費、シーツ洗濯代 等を含む)及び機構の調査観測装置(潜水調査船、無人探査機を除く)を使用した際に発生する消耗品費並びに資機材運送費(船舶への搭載・陸揚げ経費は除く)等は、原則として各乗船研究者の負担となります。詳細は「深海調査研究観測機器の利用時における経費と保険等について」(別紙13)を参照してください。また、持ち込み機器よる行動の実施にあたり大規模な船舶の艤装替えが必要な場合は、その経費を研究者に請求する場合もあります。
4) 研究課題提案者は、原則として深海調査研究行動に乗船することとします。
5) 首席研究者は、「クルーズサマリー」(A4版4枚以内)及び「クルーズレポート」を提 出して頂きます。なお、「クルーズサマリー」及び「クルーズレポート」は深海調査研究の成果のまとめとして公表します。
6) 採択された課題採択研究者及び共同研究者は、毎年1回開催される「しんかいシンポ ジウム」で発表を行って頂きます。これらの提出および発表は、次年度以降の研究課題を審査するための判断材料になります。
7) 調査航海に於いては、観測技術員を乗船させ、首席研究者の指示に従い、「クルーズ レポート」作成補助・データ・サンプル及びメタデータ作成等の深海調査研究支援を行います。詳細については「首席研究者/次席研究者の役割」(別紙14)、「深海調査研究における主任観測技術員について」(別紙15)を参照してください。
8) 船舶・調査観測機器等の利用についての詳細は、「利用の手引き」(別紙16)をご覧く ださい。
9) 排他的経済水域(EEZ)、調査海域情報(気象、紛争海域等)、海域図の入方法、調査 観測機器の仕様等その他、ご不明な点については、下記までにお問い合わせください。
問合せ先 海洋工学センター研究船運航部計画推進グループ
(深海・「みらい」共同利用事務局:段野、高橋)
電話(046)867-9880  FAX(046)869-0812
E-mail:shinkai@jamstec.go.jp


申込書・各資料
>> 別紙1:「平成20年度深海調査研究課題申込書」
>> 別紙2:「平成19年度深海調査研究関連委員会名簿」
>> 別紙3:「独立行政法人海洋研究開発機構データ・サンプル取扱規程類」
>> 別紙4:「機構の船舶等により得られたデ−タ・サンプル取扱規程類の解説」 
>> 別紙5:「深海調査研究推進の基本的考え方」
>> 別紙6:「深海調査研究5ヵ年研究指針」
>> 別紙7:「長期航海・遠距離大型航海に関する深海調査研究中期戦略」
>> 別紙8:「平成20年度海洋地球研究船「みらい」研究課題募集について」
>> 別紙9:「平成20年度深海調査研究募集対象船舶機器・海域について」
>> 別紙10:「環境への配慮に係る基本方針の策定について」
>> 別紙11:「漁業の時期と海域」
>> 別紙12:「安全保障輸出管理に係る今後の対応について」
>> 別紙13:「深海調査研究観測機器の利用時における経費と保険等について」
>> 別紙14:「首席研究者/次席研究者の役割」
>> 別紙15:「深海調査研究における主任観測技術員について」
>> 別紙16:「利用の手引き」
        1.各船共通乗船の手引き
        2.潜水調査船「しんかい6500」
        3.支援母船「よこすか」
        4.無人探査機「かいこう7000Ⅱ」
        5.深海調査研究船「かいれい」
        6.無人探査機「ハイパードルフィン」
        7.海洋調査船「なつしま」
        8.深海曳航調査システム「ディープ・トウ」(含む「よこすか」ディープ・トウ)
        9.シングルチャンネル音波探査装置(SCS)
        10.マルチチャンネル反射法探査装置(MCS)(昨年より機能向上)
        11.アイソバン実験室(RIラボコンテナ)(新規供用機器)
>> 添付:平成20年度深海調査研究課題の募集に関する説明会