平成15年度 深海調査研究課題及び乗船研究者の公募について

平成14年9月3日
独立行政法人海洋研究開発機構

  独立行政法人海洋研究開発機構は、海洋の総合的試験研究の一環として、深海域における地球科学及び生物科学的諸現象の解明及び技術開発を目指した調査研究を推進するにあたり、平成15年度に実施する深海調査研究課題及び乗船研究者を下記のとおり募集する。

1.募集内容
  独立行政法人海洋研究開発機構(以下「センター」)が定めた深海調査研究中期計画(平成12年7月制定)に基づき、潜水調査船「しんかい6500」無人探査機「かいこう」「ハイパードルフィン」4000m級「ディープ・トウ」及び深海調査研究船「かいれい」により平成15年度に実施する研究課題及び乗船研究者。

2.募集期間
    平成14年9月17日(火)〜10月21日(月)
    【受付は平成14年10月21日(17時)まで】

3.応募資格
(1) 国公立研究機関、独立行政法人研究機関、特殊法人研究機関、認可法人研究機関に所属する研究者。
(2) 大学及びその他の教育機関に所属する教官及び研究者。
(大学院生及び学生は除く。ただし研究グループとして研究に参加できる。)
(3) その他の法人及び外国の研究機関に所属する研究者については、センターまたは上記(1)、(2)の機関と研究協力協定を有するか、あるいは個別に研究グループを構成していることを要件とし、センターまたは上記(1)、(2)の機関を通して研究課題の提案を行う。

4.募集及び応募方法
(1) センターホームページ(http://www.jamstec.go.jp/)に募集を告知する。
(2) 応募課題提案者は、電子メールにより深海調査研究事務局宛に研究課題の登録を行う。
電子メールの受取容量が1MB未満のため、1MBを越える場合は各項目ごとにファイルを作成し添付のこと。


5.研究課題の評価及び採択
(1) 深海調査研究計画委員会(委員長 玉木賢策 東京大学海洋研究所教授)において各研究課題の科学的評価を行う。
公募〆切後約1ケ月以内を目処とする。
(2) 深海調査研究実施計画調整部会(部会長 浦辺徹郎 東京大学大学院理学研究科教授)において、(1)項の科学的評価を基に、効果的かつ合理的な実施計画(案)を策定する。
(1)項委員会開催後約1ヶ月を目処とする。
(3) 深海調査研究推進委員会(委員長 小林和男 東京大学名誉教授)において(1)、(2)項の審議を行う。
(4) 研究課題提案者への通知。
上記の手続きを要するため、公募〆切後3ケ月以内を目処とする。


6.採択された研究課題を実施するための前提条件
(1) システム運用及び船舶運航に係わる経費は、当センターの予算で賄われている。
(2) 各乗船者の負担経費
<1>研究に係わる経費等(試料分析・解析等)
<2>調査観測装置を使用した際に発生する消耗品等
<3>乗下船旅費等(乗船中の食費、シーツの洗濯代を含む)
<4>資機材運送費等
(3) 潜水船等の利用及び研究船等に乗船するに当たっては、利用規程及び乗船規程に従った手続きが必要である。
(4) 調査研究で取得されたデータ/サンプル及び成果については取扱い方針に従うことを条件とする。
(5) 各調査航海には、観測技術員を乗船させ、首席研究員の指示に従い、クルーズレポート作成補助・サンプルインベントリー作成等の調査研究支援を行う。
首席研究員は、観測技術員の必要数を指定することができる。
(6) 乗船研究者は、毎年1回開催される「しんかいシンポジウム」で発表することが義務づけられている。




資料1 深海調査研究推進の基本的考え方
資料2 利用者の手引き
潜水調査船「しんかい6500」システム
無人探査機「かいこう」システム
無人探査機「ハイパードルフィン」システム
深海調査研究船「かいれい」システム



上記内容を承認する
(深海調査研究申込書ダウンロード:MS−Excelファイル)
上記内容を承認しない



    (問い合わせ先)
独立行政法人海洋研究開発機構
 研究業務部 深海調査研究事務局
  電話(0468)67-9881
  E-mail:shinkai@jamstec.go.jp