沖ノ鳥島は日本の最南端にある卓礁の島で、人為的な影響を受けにくい場所に位置しています。Yamamoto et al. (2023) は沖ノ鳥島のラグーン内にある9つのノルに17の固定コドラート (1×1 m) を設置し、2006年から2015年にかけて毎年5月にサンゴ群集を調査しました。その調査結果はYamamoto et al. (2023) として日本サンゴ礁学会の英文誌Glaxeaで公開されています。今回、論文で用いられたAcropora属と同所的に出現したサンゴ類について、コドラート毎の被度とコロニー数の経年変化がDarwinCore形式のデータとして利用可能になりました。