日本海洋生物多様性情報連携センター(Japan Ocean Biodiversity Information System Center: J-OBIS)は、グローバルスケールのデータベースである海洋生物多様性情報システム(Ocean Biodiversity Information System: OBIS)の日本拠点として、海洋生物の分布情報を集積しています。
大阪湾では、大人や子供など一般市民が参加できるウミウシ類についての野外観察会が定期的に実施されています。この観察会による調査結果は、大阪市立自然史博物館研究報告における報文としてとりまとめられており、2015-2022年の詳細なウミウシ相が明らかになっています。今回、これらの調査結果が生物多様性情報の標準形式であるDarwin Coreに成形されOBIS/BISMaLでも公開されました。詳しくはこちら。
2023年にIOCデータポリシーが改訂され、続いて2024年にOBISのデータポリシーが改訂されました。これを受け、J-OBISでも「データの受入れ」ページを更新しました(第2段落末の文)。
大阪湾生き物一斉調査の2024年調査結果が公開されていますが、2023年の結果も、昨年OBISから公開され、約一年間で3,500回ダウンロードされています。OBISからデータを公開するメリットの一つに、世界中の情報源と統合しやすくなる特徴があります。ごく簡単な例として、OBISの情報を大阪湾の生き物情報に付加してみましょう。詳しくはこちら。