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【トピックス】「大阪湾生き物一斉調査」の出現種情報にOBISの情報を加えると。

2025/02/17

2024年に実施された第17回大阪湾生き物一斉調査の結果に基づくデータセットがBISMaLとOBISで公開されています。2024年の調査結果だけでなく、2023年の調査結果もBISMaLとOBISから公開されており、OBISからは約一年間で3,554回(2024年1月4日から2025年2月17日の集計)も世界中からダウンロードされて、利用されています。

OBISからデータを公開するメリットの一つに、世界中の情報源と統合しやすくなる特徴があります。例えば、調査で確認された種が低水温を好む種なのか高水温を好む種なのかは、世界中の観察記録と照合することで判断が容易となります。OBISが提供するRライブラリなどを用いると、それぞれの出現種の水温分布図(緯度、経度、深度、観察時間から推定される水温のヒストグラム)を作成できます。

個々の出現種の特徴把握のため、あるいは群集の変化把握に有用です。

2023年調査で確認された42分類群のうちOBISと照合できた33分類群の水温分布図
ハマウドやハマボウフウといった海岸植物の場合であっても隣接点の推定水温が用いられてしまう点に留意

リンク

【大阪湾生き物一斉調査の詳細な情報】
大阪湾生き物一斉調査 情報公開サイト

【BISMaLデータセット】
大阪湾環境再生連絡会 (2023) 大阪湾生き物一斉調査. https://doi.org/10.48518/00024. 2025-02-10閲覧.

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