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【トピックス】データ公開のための生物出現記録整形ワークショップが開催されました

2025/10/07

一般市民の方々が行った調査活動の結果から、国際標準形式に準拠した生物出現記録を作成し、OBIS/BISMaLでの公開を目指すためのノウハウを学ぶワークショップが開催されました。ワークショップでは、生物多様性情報の標準形式であるDarwin Core(DwC)に準拠した出現記録の作り方を学ぶほか、調査の概要を整理してデータセットのメタデータを完成させる事を目指しました。

沖縄県真栄田で海面付近を泳ぐウミガメを記録している小川さんをお招きし、具体的な活動内容についてお話しを頂きました。その後、記録されている映像からウミガメの分類形質や性別をDwC形式で記録し、映像のメタデータから詳細な位置情報を抽出し、それらを統合して一つのデータセットとして整形しました。また、データ公開にあたり必要となるデータセットメタデータを整備しながら、データ公開におけるクリエイティブコモンズライセンス選択の重要性について議論しました。

ワークショップの最後には、作成されたウミガメの生物出現記録を可視化した地図を見ながら、今後の小川さんの活動展開について困難さ(個体識別の難しさ)や希望(同じ方法で調査したいと思ってくれる人たちのネットワークができないか)、そして、期待(調査を続けることで明らかになるかもしれない沖縄沿岸のウミガメの生態)について盛り上がりました。

ワークショップで使用させて頂いた小川さんのHP「Okinawa Turtle Archive」では、海面を泳ぐウミガメのリアルを見ることができます。

ウミガメについて

出現記録の可視化と議論

小川さんによるドローン実機の操作デモ

リンク

Okinawa Turtle Archive

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