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Interim SG-OBIS レポート

2021/07/01

IODE Steering Group for OBIS (SG-OBIS)
Interim Meeting
Online
26-27 May 2021
Executive Summary
Full document is available from here.

IODE OBIS運営グループ
中間会合
オンライン開催
2021年5月26-27日
報告概要(OBIS 日本ノード翻訳)
完全な文書はこちらから利用出来ます。

 2021年5月26-27日に開催された第4回OBIS executive committeeには22のOBISノードから35名が参加しました。この会議はOBIS運営委員会の中間会合としても開催されたものです。会議ではOBISの2021年活動方針の現状について検討し、新たな活動について議論しました。

 OBIS運営会議は、Flanders政府の資金によるPacMAN project(Pacific Islands Marine Bioinvasions Alert Network)を介したOBISにおける新しい技術の進展と機能(新しいバイオインフォマティクスパイプライン)を歓迎しました。この技術は、OBISが新たな活動を開始すること及び実用的な活動を支援する方向へ移行することも可能にします。それは例えば、(e)DNAを基にした地域的な生物多様性モニタリングや生物多様性評価の支援です。

 GBIFとの協力について簡潔に議論が行われました。今後の会議において、GBIFノード/publisherからOBISへの海洋データのフローについてさらに議論をし、提言を行うことになりました。

 OBIS運営会議は、コンサルタントを雇用し、主要な関係者(例えば、GOOS、MBON、ODIS、およびOcean Decade Actionsでの関係者)から(増加している)要望のレビューを行い、OBISおよびOBISノードにおけるEOVデータ管理のための支援を含む要望に応える能力について評価またはギャップ分析を行うことに同意しました。またOBIS運営会議は、オンラインビデオトレーニングチュートリアルの開発をサポートする会社と契約することに合意しました。

 OBIS運営会議は、OBIS vocabularyプロジェクトチームの新しい役割を承認しました。このチームは、最もよく使われるMoF項目と最適なBODCの語彙とをマッピングするためのガイドラインに取り組みます。また、このチームは、トレーニングを含め、新しい語彙項目作成における優先順位設定と語彙のマッピングに関する、コミュニティの合意形成と調整のためのメカニズムあるいはガバナンス戦略を開発するための方法を提案する予定です。

 OBIS遺伝的データプロジェクトチームは(TDWGとGBIFの協力の下)シークエンスデータのための生物多様性データスタンダードを用いたガイドライン作成進捗を報告し、今後はいくつかの利用事例を紹介する予定です。OBIS独自のガイドラインが次回運営会議(2021年11月)で紹介され、採択されるように準備が進められます。

 OBISはいくつかの国連海洋科学の10年のプログラムに参加します。また、IODEはOBISに対して単独でDecade Projectとしての提案書を提出するよう求めています。提案書では、2030年のOBISのあるべき姿に関するビジョンとロードマップを示し、様々なDecadeアクションをどのように支援できるのかを示す必要があります。
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